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ストラグル日誌

2023-03-19 22:00:00

書店営業と勉強の共通点

先日、書店営業についての興味深い話を聞きました。

 

まず、書店営業のお話をします。

本は出版しただけでは読者の手には届きません。

こんな本がありますとお知らせして、読者は初めてその存在を知り手に取ります。

それには書店に置いてもらう必要がありますが、新刊は1日約200冊も発売されます。すべてを書店に並べることはできません。

だからこそ書店へ置いてもらうように営業活動を行います。

 

その書店営業ですが、ただ、がむしゃらに書店に行っても意味がない、ということです。

 

最初にその書店のカラーや特徴などを、お店の入口付近にある棚や売り場の雰囲気、置いてある本を見て知ることが必要で、その上で今回出版する本はそのお店に合うものかどうかを考えて営業をするのだと聞きました。まったく売り場にそぐわない作品を持って行くと、書店員は「この人売り場をちゃんと見てるのかな」と困るそうです。

このことを聞いたとき、私はとにかくたくさんの書店へ営業に行くことだけで何も考えていなかったと改めて思いました。

これから後世に残る本を出版するので、ぜひすべての書店に置いてほしい本ですが、自分のことだけでなく相手のことも考えた営業活動が大事です。ただがむしゃらに頑張ることとは違うのです。

 

勉強も一緒です。私は生井先生から「ただ、がむしゃらにやっても意味がない、考えなさい」とご指導いただきます。

考えることが足りないのです。自分のことだけでなく、相手を、周りをもう少しよく見て勉強する必要があります。

書店営業も勉強も根っこに同じ共通点があると感じています。

これから発売日に向けて書店へ行く機会が増えると思いますが、大切なことは何かを忘れずに活動していきたいと思います。

 

2024.07.27 Saturday